Travi$ Scott(トラヴィス・スコット)

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Travis Scott(トラヴィス・スコット)

本名:Jacques Webster

生年月日:1992年4月30日

Travis Scott(トラヴィス・スコット 正式表記Travi$ Scott)の名で知られるJacques Webster(ジャックス・ウェブスター)は、テキサス州ヒューストン出身のアメリカ人ラッパー・シンガーソングライター・プロデューサーである。

2012年、Epic Records(エピック・レコード)と契約し、同年11月、デビューコンピレーションアルバム「Cruel Summer」(クリュエル・サマー)(2012)の発表後、Very G.O.O.D. Beats(ベリー・グッド・ビーツ)に属すKanye West(カニエ・ウエスト)のGOOD Music(グッド・ミュージック)と専属プロデューサーとして契約することとなる。

2013年4月、T.I.のGrand Hustle(グランド・ハッスル)と契約をしたと発表し、2013年5月21日、初の公式音源ミックステープ「Owl Pharaoh」(オウル・ファラオ)をリリース。その後2014年8月18日、2枚目のミックステープ「Days Before Rodeo」(デイズ・ビフォー・ロデオ)をリリース。デビューアルバム「Rodeo」(ロデオ)は2015年9月4日にリリースされた。

 

■若年期■
Jacques Websterは1992年4月30日、テキサス州ヒューストンで生まれる。その郊外ミズーリシティで育ち、エルキンズ高校に通う。アップル社で働く母と、会社経営する父のもと、ふだんは祖母と過ごしていた。テキサス大学オースチン校およびサンアントニオ校に通っていたが、後に中退する。

 

キャリア
2009~2012:音楽活動初期とレコード取引■
16才で作曲を始め、古い友人のChris Holloway(クリス・ハロウェイ)とThe Graduates(ザ・グラデュエイツ)を結成し、初めて音楽業界に足を踏み入れる。

2009年、彼らの初めてのEPアルバムをmyspaceでリリース。2010年、OG Chess(OG・チェス)とヒップホップデュオThe Classmates(ザ・クラスメイツ)を組む。2011年全曲Scott(スコット)の作曲により「Buddy Rich(バディー・リッチ)」、「Cruis’n USA(クルージン・USA)」の2作品をリリースしたが、個性の違いや金銭問題などが原因でOG Chess(OG・チェス)とScott(スコット)はデュオを解消する。

Scott(スコット)は大学を中退し、テキサスからロサンゼルスへ移り、ウェブサイト「Illroots」を運営する友人Mike Waxy(マイク・ワクシー)の助けを借りて、楽曲制作を始める。

ロサンゼルスでリリースした曲「Lights(Love Sick)(ライツ(ラブ・シック))」を聴いたT.I.がScott(スコット)に連絡を取り、スタジオに呼んだ。そして、T.I.はScott(スコット)の曲「Animal(アニマル)」のバース部分を即興ラップで歌った。Scott(スコット)はKanye West(カニエ・ウエスト)のエンジニアAnthony Kilhoffer(アンソニー・キルホファー)の電話番号を手に入れ、それが彼の音楽をプ制作する仲間が集まる契機となる。

Kanye(カニエ)のエンジニアはScott(スコット)の力になり、彼を通してニューヨークでKanye West(カニエ・ウエスト)に会うこととなる。何度もリリース延期となる「Owl Pharaoh(オウル・ファラオ)」と、GOOD Music(グッド・ミュージック)でのデビューコンピレーションアルバム「Cruel Summer(クリュエル・サマー)」でのデビューは、Kanye(カニエ)と一緒に仕事をしている。

「To The World(トゥ・ザ・ワールド)」、「The Morning(ザ・モーニング)」、「Don’t Like(ドント・ライク)」を共同プロデュースし、「Sin City(シン・シティ)」はバース部分も担当している。元Very GOOD Beats(ベリー・グッド・ビーツ)の仲間であるHit-Boy(ヒット-ボーイ)の「Brake Lights(ブレイク・ライツ)」など、いくつかのミュージックビデオも監督している。

 

■2012-14:Owl Pharaoh and Days Before Rodeo■
「Owl Pharaoh」(オウル・ファラオ)は2012年半ばに無料リリースされるはずだった。延期になりながらも同年リリース予定となったが、Kanye West(カニエ・ウエスト)、Mike Dean(マイク・ディーン)らによるリメイク後、サンプリング許可問題のため、再び延期となる。

2013年1月Young Chop(ヤング・チョップ)プロデュースによる、G.O.O.D.Music(グッド・ミュージック)のメンバーPusha T(プシャ・T)のアルバム「Wrath of Caine」(ラース・オブ・ケイン)の収録曲「Blocka(ブロッカ)にゲスト参加する。その後まもなく、自身のバージョン「Blocka La Flame(ブロッカ・ラ・フレイム)」というタイトルでリリースり、Mike Dean(マイク・ディーン)とScott(スコット)自身が追加で参加している。

2013年3月22日、アルバム「Quintana(キンタナ)」からミュージックビデオと共にもう一枚のシングルをリリースし、Wale(ワーレイ)をゲストに迎え、Scott(スコット)、Sak Pase(サク・ペース)、Mike Dean(マイク・ディーン)のプロデュース。

2013年3月27日、Scott(スコット)はXXLマガジンの「2013年XXLフレッシュマン」に選出されたことを明かしていおり、2013年3月29日、イギリス人DJ、DJ Semtex(DJセムテックス)によるインタビューで、2Chainz(2チェインズ)をゲストに迎え入れた次のシングル「Upper Echelon(アッパーエシュロン)」を一部、初披露する。

4月2日、Scott(スコット)は「Owl Pharaoh(オウル・ファラオ)」は5月21日、iTunesでリリースすると述べる。4月23日、その曲はUrban contemporary radioに流れ、結局EPアルバムは無料でリリースすることになり、2014年3月13日、Texan festival SXSWで、彼のスタジオデビューアルバムからのおそらくニューシングルとなる、Big Sean(ビッグ・シーン)参加の、仮タイトル「1975」を披露する。後にその曲は「1975」というタイトルではないが、彼のデビューアルバムからのファーストシングルである、とTwitterで認めている。そして彼はそのアルバムのタイトルを「Rodeo」(ロデオ)だと、再びTwitterで認めている。

2014年5月5日、Big Sean(ビッグ・シーン)とバンドThe 1975をゲストに迎え、彼のSound CloudとTwitterで、フルバージョンシングル「Don’t Play(ドント・プレイ)」をリリース。「Days Before Rodeo」(デイズ・ビフォー・ロデオ)の成功を受け、Rich Gang(リッチ・ギャング)のYoung Thug(ヤング・サグ)とプロデューサーMetro Boomin(メトロ・ブーミン)も参加する彼のヘッドラインツアーThe Rodeo TourをTwitterで発表。

2015年3月1日、カリフォルニア州サンタアナからスタートし、2015年4月1日、オレゴン州ポートランドで終えた。そのツアーはデンバー、ヒューストン、シカゴ、デトロイト、ニューヨーク、アトランタ、フィラデルフィア、サンディエゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどの大都市を巡った。即ソールドアウトとなったため、ロサンゼルスやニューヨークなどいくつかの都市で追加公演が決まった。Kanye West(カニエ・ウエスト)、Chris Brown(クリス ブラウン)Wale(ワーレイ)Birdman(バードマン)らがいくつかの都市でスペシャルゲスト出演している。失神するファン続出、Travisの盛り上げにより熱狂するファン、などの評判からScott(スコット)のRodeo Tourは最も過激なラップツアーと評価されている。

 

■2015:Rodeo■
2015年1月27日、彼のSound Cloudで、Young Thug(ヤング・サグ)とPartyNextDoor(パーティネクストドア)を迎えた「Nothing But Net(ナッシング・バット・ネット)と、Future(フューチャー)を迎えた「High Fashion(ハイ・ファッション)」の2曲をリリース。また9月4日リリースされる「Rodeo」(ロデオ)のプロモーションとして、Young Thug(ヤング・サグ)とMetro Boomin(メトロ・ブーミン)参加の全米スプリングツアーを発表。Scott(スコット)は発売初週でアルバム70,000枚を売り上げ、9月26日「Rodeo」(ロデオ)はラップアルバムチャートNo.1に輝く。

 

■Musical style■
Spinマガジンは、彼の2013年のミックステープ「Owl Pharaoh」(オウル・ファラオ)が、Kanye(カニエ)の「808s & Heartbreak」(808s & ハートブレイク)、Cudi(クーディ)の「Man on the MoonⅡ: The Legend of Mr. Rager」(マン・オンザ・ムーンⅡ:ザ・レジェンド・オブ・レイジャー)に匹敵すると評価している。彼はKanye West(カニエ・ウエスト)、T.I.、Bon Iver(ボン・アイヴァー)、M.I.A.、Kid Cudi(キッド・クーディ)、Mike Dean(マイク・ディーン)、Bjork(ビヨーク)、Toro y Moi(トロイ・モイ)、Outkast(アウトキャスト)、Jeff Bhasker(ジェフ・バスカー)らから影響を受けている、と語っている。

▼Travi$ Scott情報一覧▼
http://illegal-assembly-of-music.com/category/artist-info/travi-scott/

▼ALBUM▼
Rodeo(2015)
無題4

 

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