NE-YO

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NE-YO(ニーヨ)

本名:Shaffer Chimere Smith

生年月日:1982年10月18日(31歳)

ラスベガス出身のR&Bシンガー、ソングライター&プロデューサー。ダンサー、俳優としての肩書も持つ。2004年に手がけたMario(マリオ)の「Let Me Love You」がヒットし、ソングライターとしてのキャリアをスタート。この成功がきっかけとなり、Def Jam(デフジャム)との契約を結ぶに至った。

 

Early Life

アーカンサス州のカムデンで、アフリカン・アメリカンと中国人のハーフの母親とアフリカン・アメリカンの父のもとに生まれる。両親は2人ともミュージシャンとして生計を立てていたが、幼い頃に両親の離婚を機に母親と暮らし始める。その後母親とともにラスベガスへ移住し芸術学校として知られるLas Vegas Academy(ラスベガス・アカデミー)に入学。在学中にGoGo(ゴーゴー)というステージネームを名乗り、Envy(エンヴィ)というR&Bグループへ加入。ニューヨークのアポロシアターで開催されるアマチュアナイトを放送する番組『Showtime at the Apollo』にも出演した。グループは2000年に解散するものの、ソロアーティストとして活動するまでに他のアーティストのための楽曲を制作していた。

 

Music Career

1998–2005: Career beginnings

EnvyのメンバーとしてアーティストのキャリアをスタートしたNE-YOは、2000年にグループが解散した後Columbia Records(コロンビア・レコーズ)と契約をするものの、既に出来上がっていたファーストアルバムをリリースする前に契約を解消されてしまう。そのアルバムから彼がデビューシングルとしてリリースする予定だった「That Girl」を聴いたシンガーのMarques Houston(マーカス・ヒューストン)が同曲を再レコーディング、2003年のアルバム『MH』からのシングルとしてリリース。ソングライターとしてのNE-YOに注目が集まった。

NE-YOはその後2年ほど曲を作り続けたが、Teedra Moses(ティードラ・モーゼス)、Christina Milian(クリスティーナ・ミリアン)、アイドルバンドYoungstown(ヤングスタウン)、Mary J. Blige(メアリー・J・ブライジ)、Faith Evans(フェイス・エヴァンス)らに提供するものの、メインストリームでブレイクするまでには至らなかった。

2004年、Marioのために制作した曲「Let Me Love You」がヒットしたことによって一気にブレイク。この曲はビルボードホット100で1位を獲得し、その後9週連続でナンバーワンに輝いた。その成功を機にDef Jam Recordings(デフジャム・レコーディングス)のトップであるL.A. Reid(エル・エー・リード)と非公式のミーティングが行われる。自身はその頃新しいレーベルを探していなかったにも関わらず、当時のCEOであったJay Z(ジェイ・ジー)の意向によりDef Jamとの契約を結ぶに至る。

2006–07: In My Own Words and Because of You

2006年始めにDef Jamからデビューアルバム『In My Own Words』 をリリース。このアルバムからのセカンドシングルとしてリリースされた「So Sick」のヒットにより、アルバムも発売初週に30万枚以上を売り上げビルボード200をナンバーワンでデビューする。同じ週に「So Sick」もビルボードホット100の1位を獲得。同アルバムはアメリカ国内だけで160万枚を売り上げプラチナ認定された。

2007年5月1日にはセカンドアルバム『Because of You』をリリースし、こちらも発売初週に25万枚以上を売り上げビルボード200に1位で登場。この作品からのファーストシングルはタイトルトラックの「Because of You」でチャート最高2位を記録するヒットとなった。

2007年12月には、当時アメリカ大統領候補であったBarack Obama(バラック・オバマ)氏によるチャリティコンサートでGoo Goo Dolls(グーグー・ドールズ)とともにパフォーマンスを行った。

 

2008–10: Year of the Gentleman and Libra Scale

サードアルバム『Year of the Gentleman』は2008年8月5日にリリースされ、アメリカ国内で発売初週に25万枚を売り上げてビルボード200を2位で発進した。アルバムからのシングル「Closer」と「Miss Independent」はどちらもビルボードホット100チャートで最高7位を獲得。アルバムは2009年のグラミー賞でBest Contemporary R&B AlbumとAlbum of the Yearにノミネートされ、「Closer」はBest Male Pop Vocal Performance、「Miss Independent」はBest Male R&B Vocal PerformanceとBest R&B Songにそれぞれノミネートされた。

また2008年8月12日にNew Kids on the Block(ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック)がリリースしたシングル「Single」にデュエットで参加。この曲のソロバージョンは『Year of the Gentleman』に収録されている。

2009年には『Billboard』誌により2000~2009年の10年間におけるベストアーティストの57位に選出された。2012年にはSongwriters’ Hall of Fame(ソングライターの殿堂)においてHal David Starlight Award(ハル・デビッド・スターライト賞)を受賞している。

2009年9月2日にはベストアルバム『NE-YO: The Collection』を日本で発売。リミテッドエディションCDとそれまでのシングルのミュージックビデオを収録したDVD付きのスペシャルエディションもリリースし、オリコンチャートを4位で発進した。

2010年6月にはシングル「Beautiful Monster」をリリース。この曲は自身初となるUKチャートでの1位を獲得し、ビルボードホット100でも最高2位を記録した。また、この年ニューヨークで行われたコミック・コンに登場し、ニューアルバム『Libra Scale』でスパイダーマンなどを手掛けてきたアメコミ作家のStan Lee(スタン・リー)とコラボレートしたコミックを制作することを発表した。『Libra Scale』は同年11月22日にリリースされ高い評価を受けたが、ビルボード200チャートを9位で発進とセールス的には以前リリースした3作のどれにも及ばなかった。

 

2011–12: R.E.D.

ニューアルバムの制作に取り掛かるあいだもNE-YOは2011年3月に公開された映画『Battle: Los Angeles』と2012年始めに公開された『Red Tails』の2本に出演。また、Mary J. Blige、Beyonce(ビヨンセ)、Cheryl Cole(シェリル・コール)、Willow Smith(ウィロウ・スミス)らのアルバムへの楽曲提供も積極的に行った。ポップシンガーのAlexis Jordan(アレクシス・ジョーダン)のセルフタイトル・デビューアルバムやJennifer Hudson(ジェニファー・ハドソン)のセカンドアルバム『I Remember Me』にも曲を提供。また2011年の日本における東日本大震災の後、数多くのアーティストが来日公演をキャンセルする中、来日して公演を行った。

2011年春、Pitbull(ピットブル)のシングル「Give Me Everything」で彼とNayer(ネイヤー)とコラボし、ビルボードホット100で1位を獲得した。自身にとっては2006年の「So Sick」以来となる同チャート1位で、他アーティストの曲へのゲストとしては初の1位となった。

2012年1月になるとNE-YOはDef Jam RecodringsからMotown Records(モータウン・レコーズ)へ移籍。また同時にMotownのA&Rのシニア・バイス・プレジデントに就任し、プロデューサー兼同レーベルの他のアーティストたちの指導者となることが発表された。2012年11月には5thアルバム『R.E.D.(Realizing Every Dream)』をリリースした。

2012年8月29日には故Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)の54回目の誕生日となるはずだった同日に行われたSummer Beats Concert SeriesでR&BシンガーのMelanie Fiona(メラニー・フィオナ)とともにヘッドライナーを務め、自身のヒットソングの他、同年9月18日に発売を予定されていたMichael Jacksonの1987年のアルバム『Bad』の25周年記念リイシュー盤をプロモートするために同アルバムから「The Way You Make Me Feel」、「Smooth Criminal」、「I Just Can’t Stop Loving You」を披露した。

 

2013-present: Non Fiction

2013年3月にはフランス人のハウスDJ、David Guetta(デイヴィッド・ゲッタ)のアルバム『Nothing But The Beat 2.0』からのシングル「Play Hard」にAkon(エイコン)とともにボーカルで参加。またCher Lloyd(シェール・ロイド)ともコラボレートしてシングル「It’s All Good」をリリース。テレビコマーシャルにも採用された。またCeline Dion(セリーヌ・ディオン)の2013年のアルバム『Loved Me Back to Life』に収録された「Incredible」にもゲスト参加。

2014年5月29日にニューアルバム『Non Fiction』を9月30日にリリース予定であることを発表。それと同時にニューシングル「Money Can’t Buy」を発表した。

 

 

 

■ALBUM■

In My Own Words(2006)
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Because of You(2007)
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Year of the Gentleman(2008)
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Libra Scale(2012)
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Non Fiction(2014)
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