最近行われたある研究によると、人気ヒップホップ曲の歌詞の読解力レベルは平均的な小学3年生程度であることが明らかになった。
チケット販売サイトSeatSmart(シートスマート)がヒット曲の歌詞が持つ知性についての10年にわたる研究結果を発表した。研究はアンドリュー・パウエル・モース氏によるもので、ビルボードのポップ、カントリー、ロック、ヒップホップの各チャートで少なくとも3週1位を獲得した225曲を対象に行われた。パウエル・モース氏は歌詞をサイトReadability Score(リーダビリティスコア)に打ち込み、米国の平均的な読解力レベル、文字数などの評価指数を分析した。
パウエル・モース氏によると、過去10年でヒット曲の歌詞の読解力は全体として下がっていることが分かった。2005年にヒットした楽曲の歌詞の読解力は小学3年生レベルをやや上回る程度であり、現在ではそれより低下しているという。
研究対象となった4つのジャンル(カントリー、ロック、ポップ、R&B/ヒップホップ)のうち、ヒップホップの歌詞の知的レベルが一番低く、米国内における読解力評価において平均2.6であった。
Eminem(エミネム)の歌詞がヒップホップ・ジャンルの研究では最も読解力レベルが高いとされた。Drake(ドレイク)、Macklemore(マックルモア)、Nicki Minaj(ニッキー・ミナ－ジュ)の歌詞を理解するのに必要な読解力が小学3年生程度であるのに対し、Kanye West(カニエ・ウェスト)、Chris Brown(クリス・ブラウン)、Beyonce(ビヨンセ)のヒット曲の歌詞は小学2年生レベルであるとされた。
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