MEEK MILL

Meek Mill（ミーク・ミル）

本名：Robert Williams

生年月日：1987年5月6日（27歳）

ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のアメリカ人ヒップホップアーティスト。アトランタをベースとするレーベル、Grand Hustleと契約、このレーベルはレコード会社の重役を兼ねているアメリカ人ラッパー、T.I.が所有している。2011年2月、Grand Hustleを辞めた後、同じくアメリカ人ラッパー、Rick Ross（リック・ロス）が創設している、マイアミを拠点とするMaybach Music Group（MMG / メイバック・ミュージック・グループ）と契約した。

当初、何枚か自分でミックステープを無料でリリースした後に、MMGと契約した。初のデビューアルバム『Dreams and Nightmares』を2012年にMMGとWarner Bros. Records（ワーナー・ブラザーズ・レコード）からリリースする。「Amen」、「Burn」、「Young & Getting’ It」が先行リリースされたこのアルバムは、USビルボード200で、2位でデビューを飾った。彼はまた、MMG自製のコンピレーションアルバムシリーズのvolume 1に、デビューシングル「Tupac Back」、セカンドシングル「Ima Boss」で参加。

2012年10月には自分のレーベル、Dream Chasers Recordsの立ち上げを発表。名前は人気のあったミックステープシリーズの中から因んで付けた。また、フィラデルフィアを拠点として活躍しているラッパー達数名とも契約をすでに交わしていた。

Music career

2003-2010: Career beginnings with The Bloodhoundz

3人の友人達と一緒にラップグループThe Bloodhoundzを結成。4枚のミックステープをリリースするくらい、グループ活動は長期に続いた。

2008-2010: Solo mixtapes and Grand Hustle deal

2008年、4本目のミックステープ、「Flamers 2: Hottest in the City」をリリース。これはプロモーショナルシングルの「I’m So Fly」、「Prolli」、「Hottest in the City」から生まれた曲である。「Flamers 2」のリリースで、215 Aphillyated Recordsの創立者で社長のCharlie Mackの目に留まり、すぐに契約に漕ぎ着けた。同じ年、Grand Hustle Recordsの創立兼所有者でアメリカ人ラッパーのT.I.と会う。アトランタを拠点とするこのラッパーもまた、

彼のことを気に入って、一緒にロサンゼルスへ行って、ワーナー・ブラザーズ・レコードへ会合しようと話を持ちかけた。そして1週間以内で彼自身のレコード会社とワーナー・ブラザーズの両社がMeekに取引を申し出たのだ。他のレコード会社からも契約依頼を受けていたが、T.I.との協働は一生に一度のチャンスだと感じ、この取引を受けることにした。しかしながら、レコード会社との契約、T.I.と共に働くという機会で、彼にとって好転に向かい始めていたちょうどその時、逆戻りすることが起こってしまった。犯罪で逮捕され、7ヶ月の禁固刑を言い渡されたのだ。2009年の初期に釈放される。

Grand Hustleの下で、ディスクジョッキーのDJ Drama.（DJ ドラマ）と協力しMillのFlamersシリーズ、サードエディションをリリースする。このミックステープ、「Flamers 3: The Wait Is Over」は2010年3月12日にリリース、「Gangsta Grillz mixtape」としてもDJドラマのアルバムとしてもリリースされた。このミックステープには、プロモーショナルシングルとして「Rosé Red」を売りに出し、その後アメリカ人ラッパー、T.I.、Rick Ross（リック・ロス）、Vado（ヴァードー）によってリミックスバージョンとして登場。Rick Ross（リック・ロス）はフィラデルフィアを訪れ、Meekと一緒に共同しようとツイッターで依頼した後、自分の詩を提供。Meekはそれに対し圧倒的な好反応を示し、次のミックステープ「Mr. Philadelphia」にその曲を入れた。しかし、Millとレーベルのトップ、T.I.各々の法的問題により、Millは二度とGrand Hustleからアルバムをリースすることは出来なかった。2010年に彼らは別々の道へ進んだ。

2011-2012: MMG, Dreamchasers series and Dreams & Nightmares

2011年2月、Rick RossはMMGの下で、アメリカ人ラッパーWale（ワーレイ）と共にMillとの契約を発表した。2011年3月、MillはXXL’ｓ（ヒップホップ雑誌）の”Freshman Class of 2011（2011年の新人）”に入った。数年後、彼はシングル「Tupac Back」フューチャリングRick Rossでデビュー。これはレーベルのコンピレーションアルバム「Self Made Vol. 1」（2011）にも収録。同じ年にセカンドシングル「Ima Boss」をリリース、また同じくフューチャリングRossでコンピレーションアルバムに収録される。この曲は後に、T.I.、Birdman（バードマン）、Lil Wayne（リル・ウェイン）、DJ Khaled（DJキャレド）、Swizz Beatz（スウィズ・ビーツ）、Rick Rossらをゲストに迎え、リミックスされる。これがビルボード・ホット100にチャートイン、最高で51位に入り、当時、もっとも成功したシングルとなった。2011年8月、「Dreamchasers」をリリース。これには都市部では評判がよかった「House Party」が収録されていて、Rick Ross、Yo Gotti（ヨー・ガッティ）、Beanie Sigelなどのゲストが参加している。

2012年2月MTVは彼を毎年恒例の”Hottest MCs in the Game”リストの中の”hottest MC(一番輝いているMC)”で7位として選んだ。2012年5月7日には、Dreamchasersシリーズの第2弾をリリース。ゲストにDrake（ドレイク）、Jeremih（ジェレマイ）、Big Sean（ビッグ・ショーン）、Kendrick Lamar（ケンドリック・ラマー）、2 Chainz（2チェインズ）その他を迎えた。彼はお気に入りの曲をFrench Montana（フレンチ・モンタナ）とFabolous（ファボラス）と一緒に制作した「Amen」と「A1 Everything」、「Racked Up Shawty」だと言っている。「Dreamchasers 2」リリース後6時間以内にはウェブサイトDatPiff.comで150万回ダウンロードされた。5月10日にはRoc Nationと契約をしたことを発表。

2012年6月19日、「Dreamchasers 2」に収録されていた「Amen」がMillのデビューアルバムからリードシングルとして発売された。このアルバム『Dreams & Nightmares』リリース前に、Mariah Carey（マライア・キャリー）とNasからの契約を受け取り、マライア・キャリーの2012年リリースのシングル「Triumphant (Get ‘Em)」にゲスト参加した。後に、彼女は、「彼に目が留まったの。彼はすぐに人気を勝ち取るわ。」と語っている。『Dreams & Nightmares』は2012年10月30日にリリースされた。このアルバム発売記念パーティがフィラデルフィアで行われた直後、警察に拘束され、脇に車を寄せられたが、何も罰則は受けず、釈放された。このアルバムは発売第1週目で、16万5千枚の売り上げ、USビルボード200で2位でデビューを飾った。2週目では、4万1千枚以上の売り上げで、6ポイント下がり、8位になった。

2013-present: Dreamchasers 3 and Dreams Worth More Than Money

Dreamchasersシリーズの第3弾「Dreamchasers 3」のリリースを計画している。Rick Ross（リック・ロス）、Akon（エイコン）、Future（フューチャー）、Waka Flocka Flame（ワカ・フロッカ・フレイム）、Wale（ワーレイ）、Trina（トリーナ）、Jadakiss（ジェイダキス）他をゲストに迎える予定である。このミックステープは2013年5月6日にリリース予定とされていたが、延期して、最終的には2013年9月29日リリース予定と、彼は発表した。2013年11月、セカンドアルバムが半分まで終わったことを発表。これは2014年リリース予定になるという。2014年3月8日、アルバムタイトルは『Dreams Worth More Than Money』になる予定であることを発表。

オフィシャルホームページ（英語）：http://www.meekmilldreamteam.com/dwmtm

▼ALBUM▼

Self Made Vol. 1 (2011)