韓国の大手電機メーカーSumsung(サムスン)はRihanna(リアーナ)のニューアルバムとツアーのスポンサーとして、2500万ドル(30億円)という前代未聞の契約をしたとの情報がThe Postに入ってきた。
”Umbrella(アンブレラ)”や”Rude Boy(ルードボーイ)”などのヒット曲で知られるRihannaはRoc Nation(ロックネイション)に所属しており、Samsungと長期にわたり有益な関係にある、ラップ界の大物Jay Z(ジェイ・ジー)が経営しているエンターテインメント会社だ。
このRihannaとの契約は、7ヵ月にわたり話合われ、最近では最も大きな音楽界でのタイアップである。
Rihannaがアルバム完成直前に調整をしたため、詳細が明らかになるのが予定より遅れたと、関係者が話している。
Roc Nationからすぐにコメントは得られず、Samsungからもコメントを断られた。
このニュースが出たのは、27歳のイギリスのポップスターAdele(アデル)が、最新アルバムとまだ未発表のワールドツアーのスポンサーとして3,000万ドル(36億円)の契約をApple社と(他の企業ともかもしれないが・・・)交渉中だとThe Postが独占で記事にした翌日。
バルバドス出身の27歳の美女Rihannaが『Anti』というタイトルで数週間後にアルバムをリリースする。彼女にとって8枚目のスタジオアルバム。Rihannaはいつもと違った新鮮な形でアルバムリリースをしたいと語っていた。
マネージャーであるJay Brown(ジェイ・ブラウン)とJay Z(ジェイ・ジー)はこの契約にはかかせない存在であった。
今月初めにSamsung社から出てきたところをキャッチされた様子がツイッターに載せられた時は、彼の音楽ストリーミングサービス、Tidalを売却するためかとの憶測も飛び交ったが、関係者によるとRihannaとのパートナーシップの詳細を決定するためにSamsung社を訪れたとのこと。
SamsungはGalaxy製品の宣伝にRihannaを起用し、またラジオサービスMilk MusicにてRihanna関係のビデオコンテンツを独占的にリリースしたい、と関係者からの話がある。Rihannaが後押しとなりJay Zの音楽ストリーミングサービスが何か得るものはあるのかも疑問である。
NBAプレーヤーLeBron James(レブロン・ジェームス)とも契約をしているSamsungは、Rihannaのツアーにも大きく関わってくると関係者は話す。
2013年にJay ZのRoc Nationとも500万ドル(6億円)の契約をしており、ヒップホップスターであるJay Zのアルバム『Magna Carta Holy Grail』のリリースをサポートしたとの報道がある。この契約のお返しに、Jay ZはSamsungの新製品 Galaxy SIIIやほかの機種からダウンロードできるようにアルバム100万部のコピーを提供したという。
Rihannaはアルバム発売前に大忙しだ。セクシーな彼女はCBSで放送予定の11月10日に行われるヴィクトリアシークレットのファッションショーに出演することになっており、フランスの映画監督Luc Bessonの映画『Valerian and the City of a Thousand Planets』へも出演が決まっている。
この契約は市場にとっては嬉しい話ではない、と関係者は話す。タイアップに数百万ドルも支払えるような企業はいくつもないと。「この市場で250万ドル(3億円)の契約をしたいという企業なんてどこにもいない」と言う。
しかし、イベントスポンサーシップは大きく成長中のエリアだ。IEGは2015年は5%アップの14億ドル(1700億円)だと報告している。
▼Rihannaプロフィール▼
http://illegal-assembly-of-music.com/rihanna/
▼Rihanna情報一覧▼
http://illegal-assembly-of-music.com/category/artist-info/rihanna/
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