COMMON

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Common(コモン)
本名:Lonnie Rashid Lynn, Jr.
生年月日:1972年3月13日(42歳)

イリノイ州シカゴ出身のアメリカ人ヒップホップアーティストであり、俳優でもある。以前はCommon Senseという芸名だった。1992年にアルバム『Can I Borrow a Dollar』でデビュー。1990年代後期からはかなりの間アンダーグラウンドヒップホップを維持してきた。その後にソウルクウェリアンズと共に作業を通し、多大な成功を収めた。2011年には自分自身のレコードレーベル、Think Common Entertainmentを立ち上げた。その前まではRelativity、ゲフィン、グッド・ミュージックその他、様々なレーベル会社から作品をリリースしてきた。

最初のメジャーレーベルからリリースしたアルバム『Like Water for Chocolate』は、幅広く高評価を受け、素晴らしい商業的成功を収めた。2003年に初のグラミー賞で、Erykah Badu(エリカ・バドゥ)と共に「Love of My Life」が最優秀R&Bソング賞を受賞。その人気さと2005年リリースの『Be』は同等で、2006年のグラミー賞のBest Rap Album部門でノミネートされた。2度目のグラミー賞を受賞したのは、2007年7月リリースのアルバム『Finding Forever』からのシングル「Southside:フューチャリングKanye West(カニエ・ウェスト)」がデュオ又はグループによるBest Rap Performance部門だった。また同年11月27日にベストアルバム『Thisime Then: The Best of Common』がリリースもされた。

 

また彼は俳優業でも急成長をしてきている。以下がどれも重要な役柄を演じている。「Smokin’ Aces(スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい)」、「Street Kings(フェイクシティある男のルール)」、「American Gangster(アメリカン・ギャングスター)」、「Wanted(ウォンテッド)」、「Terminator Salvation(ターミネーター4)」、「Date Night(デート&ナイト)」、「Just Wright(恋のスラムダンク)」、「Happy Feet Two(ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊)」、「New Year’s Eve(ニューイヤーズ・イブ)」。様々な受賞に輝いたドキュメンタリー映画「Bouncing Cats」では、ナレーションも務めている。この映画はウガンダの子供達がヒップホップ/ビーボーイ(ブレイキングダンスする少年)を通して生活の向上を目指すために1人の青年が奮闘するストーリーである。現在はAMC westernテレビのシリーズドラマ、「Hell on Wheels」でEam Ferguson役を演じている。

 

Early life
Commonは教育者であるMahalia Ann Hines博士と元ABAバスケットボール選手、後に若くしてカウンセラーに変更したLonnie Lynnの間の息子である。6歳の頃に両親が離婚、結果、父親がコロラド州デンバーへ引っ越すこととなる。母親がCommonを育てていたが、10代の頃は父親と過ごした。当時父親は活動的に、仕事もシカゴ・ブルズ(NBAのチーム)に所属していた。シカゴのLuther High School South(高校)の生徒だった時の友人にはプロデューサのNo I.Dとラップトリオとして結成したC.D.RのCorey Crawleyがいる。

奨学金制度の下2年間をフロリダA&M大学に行き、経営管理学を専攻していた。Unsigned Hypeという雑誌のコラムThe Souceという欄で特集され、Common Senseという芸名で1992年にシングル「Take It EZ」でデビュー、続いてアルバム『Can I Borrow a Dollar?』をリリースした。

 

Music Career

1992-1996: Career Beginnings
1994年『Resurrection』のリリースでCommonは多大な高評価を受け、売り上げも比較的良く、オルタナティブ・ヒップホップやアンダーグラウンド・ヒップホップのファンからも根強い高評価を得た。『Resurrection』はパートナーとして長く一緒にやってきたNo I.D.(若き日のKanye West(カニエ・ウェスト)の指導者でもあった)にほとんどを制作してもらった最後のアルバムだった。

1996年に、彼はRed Hot Organization(RHO)のコンピレーションCD「America is Dying Slowly」をBiz Markie(ビズ・マーキー)、Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)、Fat Joe(ファット・ジョー)その他多くの有名なヒップホップアーティストと共に登場した。このCDはアフリカ系アメリカ人達にエイズの蔓延に対する意識を高めさせようと作成され、雑誌「The Source」で傑作だと評された。後に彼はRed Hot Organization のFela Kuti(フェラ・クティ)へのトリビュートアルバム、「Red Hot and Riot」2002年に発表した。また、Djelimady Tounkaraと共同でKuriの曲「Years of Tears and Sorrow」をリメークした。

『Resurrection』からのシングル「I Used to Love H.E.R.」はWest Coast rap groupのWestside Connection(ウェストサイド・コネクション)と共にHip hop feudを刺激した。

歌詞がWest CoastのGangsta rap(ギャングスタ・ラップ)の人気さに対して、直接的な批判をしているとして解釈されたのだ。Westside CoonectionとCommonは、しばらくいがみ合っていたが、最終的にはLouis Farrakhanが中に入りこの論争に終止符を打ってくれた。この『Resurrection』の人気に続いて、カリフォルニアのオレンジ郡をベースで活動しているレゲエバンドが、Common Senseという名がバンド名と同じだとして、訴訟を起こした。それから彼は、余儀なくシンプルにCommonと短くした。

 

1997-1998: One Day It’ll All Make Sense
当初1996年10月リリースと予定されていたサードアルバム『One Day It’ll All Make Sense』がついに1997年9月にリリースされた。完成まで実に2年かかったこのアルバムはSoulquarians(ソウルクウェリアンズ)の将来あるメンバー、Lauryn Hill(ローリン・ヒル)、De La Soul(デ・ラ・ソウル)、Q-Tip(Qティップ)、Canibus、Black Thought、Chantay Savage、Qestloveといったアーティスト達とのコラボレーションも含まれ、どんなギャング行為も避けるという点で作られ(彼の音楽の誠実さについての疑問に応えて)、高い評価を得る。それがメジャーレーベル、MCA Recordsとの契約につながった。このアルバムのリリース直後に、長女Omoye Assata Lynnが産まれた。

ヒッピホップジャーナリストのRaquel Cepedaによると、アルバムのラインノートにはとてもスピリチュアルでメンタル部分でも効果があり、Commonは一層責任あるアーティストとして成長している、と彼女は言う。

 

1999-2003: Soulquarians era
『One Day It’ll All Make Sense』に続き、彼はメジャーレーベルMCA Recordsと契約、1999年にシカゴからニューヨークに移転する。1999年を通して、ゆるい感じが売りのミュージシャンやアーティスト(中心的存在であるQuestloveにより”Soulquarians”と称された)とだけレコーディングを始めた。

2000年4作目となるアルバム、Questloveが総指揮者として制作に携わった『Like Water for Chocolate』がリリース、大規模な高評価を得た。Commonにとって音楽的に、歌詞的にも模索して出来あがったこの作品は、ナイジェリア音楽と政治活動家のFela Kuti(フェラ・クティ)に敬意を示した歌「Time Trravelin(A Tribute To Fera)」というようなヒップホップにはめずらしいものも含まれ、他シングル曲として「The Light」は一番人気で、グラミー賞にノミネートされた。

 

2004-2011: GOOD Music era
2004年始め、CommonはKanye West(カニエ・ウェスト)のマルチプラチナ達成となったデビューアルバム「The College Dropout」に参加。Westは長年Commonのファンでもあり、2人で仲良くon-air MC battleに参加したりもした。2人は一緒にCommonの次のアルバム『Be』で共同制作、全体的にほとんどをWestが担当した。中には長年、共同作業を共にしてきたJames Yancey(J・ディラ)も手伝っている。JamesはまたWestとも仲が良い。2005年5月にリリースされたこのアルバムは2度目のゴールドレコードを獲得し、80万枚の売り上げに登り出た。

Commonの7作品目にあたるLP版『Finding Forever』は2007年7月31日にリリース、様々なプロデューサと同様、引き続きWestとも制作し、Westは2008年グラミー賞のベストラップアルバム部門で受賞するだろうと予感した。結果、ノミネートはされたが、受賞にはいたらなかった。しかし、「Southside」がデュオor グループによるベストラップパフォーマンス部門で見事2008年グラミー賞に輝く。彼は観客に「Finding Forever」についてヒップホップの永遠なる場所を探す探求という意味であることを述べ、自分の残りの人生をアーティストとして送りたいとも語った。このアルバムはビルボード200で1位を飾った。

8作品目となるアルバム『Universal Mind Control』は映画「Wanted(ウォンテッド)」の影響もあったりし、発売日が2,3回変更となったりしたが、最終的に2008年12月9日にリリース。アルバムの名にちなんだリードシングル「Universal Mind Control」は2008年7月1日に「The Announcement EP」として(イギリスでは「Universal Mind Control EP」として)アメリカiTunes Storeでリリース。第52回グラミー賞で「Make Her Say」がKid CudiとKanye Westと共にデュオor グループによるベストラップパフォーマンス部門、「Universal Mind Control」がベストラップアルバム賞にノミネートされた。

 

2011-2013: Think Common Ent.
彼の9作目となるソロアルバム『The Dreamer/The Believer』を2011年12月20日にリリース。そのアルバムから「Sweet」をリリース、この歌がラッパー達の批判的な歌詞が含まれていたため、カナダのアーティスト、Drake(ドレイク)に特別向けられた批判でもなかったのだが、Drakeは憤慨し Rick Ross(リック・ロス)とFrench Montana(フレンチ・モンタナ)と共に「Stay Schemin’」をリリースすることで対抗した。この論争に対し、Common自身が述べた「もう終わり。でも、すべてはヒップホップの中でのこと。彼(Drake)が何か僕に言ったから、それに何か言い返した。自分に対して向けられたと感じたことは、それに対処しただけ。もうそんなことはしない。でも、分かるだろう、そのおかげで、僕達は前に進め、すべてが順調だよ。」

彼の10作目のアルバム『Nobody Smiling』は長年の共同作業者No.I.D.を全体的にプロデューサーとして任せ、悩まされた彼の故郷、シカゴからインスピレーションを得て、それをコンセプトにする。「僕達は『Nobody Smiling』のこのコンセプトをシカゴで起こっているすべての暴力から出てきた考えなんだ。シカゴだけじゃない、あらゆる世界で起こっていることなんだ。行動を起こそうと呼びかけたい。」現在、このアルバムは2014年7月22日リリース予定になっている。

 

オフィシャルホームページ(英語):http://www.thinkcommon.com/

 

■ALBUM■

Can I Borrow A Doller?(1992)2f86582f1235d8f93bf5328711bdf5ef

Resurerrection(1994)resurrection-50d18cbc5cd37

One Day It’ll All Make Sense (1997)one-day-itll-all-make-sense-50d18cbc5c28c

Like Water for Chocolate (2000)like-water-for-chocolate-5233e3a0646f1

Electric Circus (2002)electric-circus-5233df355cf1d

Be (2005)22662_02_Com_BK.qxd

Finding Forever (2007)finding-forever-5233df9a15882

Universal Mind Control (2008)universal-mind-control-4ddc856e67466

The Dreamer/The Believer (2011)the-dreamer--the-believer-501e9ea357b33

Nobody Smiling (2014)TIER-1_COMMON

 

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