11月30日をもって、Beats Music(ビーツ・ミュージック)はそのサービスを終了させることになった。
Dr. Dre(ドクター・ドレ)とJimmy Iovine (ジミー・アイオヴィン)はBeats Musicのストリーミングサービスを2014年1月に立ち上げた。そして、その4ヶ月後にAppleが32億ドル(3900億円)でBeats companyの全てのサービスを買収し、32億ドル(3900億円)はテクノロジー分野の合併では過去最高の額となった。
Beats買収後もAppleはBeatsのストリーミングサービスと提携をし継続していく意向であると考えられていた。しかしApple Music は今年6月に独自のストリーミングサービスを打ち上げた。そしてBeats MusicはAppleの傘下でそのサービスを存続していた。
Appleはついにこの2週間(11月30日付)をもってBeats Musicのサービスを公式に停止することを発表した。
「一人ひとりのための音楽を精選するサービスは驚くべき進化を遂げています。 さらにApple Musicではあなたの視聴履歴やお気に入りの音楽、Beats 1(ビーツワン)の24/7 global radio、お気に入りのアーティストからの情報等に基づいてより優れたオススメ音楽をお知らせすることが出来るのです。」Beats Musicのホームページのメッセージにこう記されている。
Apple MusicにシフトしなければならないBeats Musicユーザーは今も残っているのだろうか?AppleのBeats買収のあと数ヶ月で Beats Musicはほぼ忘れさられた。特にBeats 1 RadioはApple Musicのサービスとして不可欠のものとなった。2008年頃から開始されたSpotify(スポティファイ)は先月の時点でApple Musicの6.5万人に比べ20万人の利用があり、音楽のストリーミングサービスでは今なお最大の人気を誇っている。
また最近音楽ストリーミング業界の競争に新規参入があった。YouTube Musicである。初期段階の計算ではあるが、この競争の行方を左右する存在になるだろうと言われている。
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