USHER

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Usher(アッシャー)

本名:Usher Raymond IV
生年月日:1978年10月14日(35歳)

アメリカ人歌手、ソングライター、ダンサー、博愛主義者、企業家、俳優でもあるUsher. 1990年後半、セカンドアルバムのMy Wayで人気が上がり、”Nice & Slow”で初めてビルボードホット100でのナンバーワンヒットが生まれた。このアルバムはRIAAより6回のプラチナ認定がされた。続いてのアルバム8701は”U Remind Me”と”U Got It Bad”がビルボードホット100でナンバーワンヒットとなった。このアルバムはRIAAより4回のプラチナ認定をされている。

2004年のアルバムConfessionsは全米で1000万枚以上を売上げ、RIAAからダイヤモンド認定を受けた。ConfessionsはR&Bの歴史の中で初週売上げが最も高い。”Yeah!”、”Burn”、”Confession PartⅡ”、そして”My Boo”は4つ連続でビルボードのナンバーワンヒットとなった。2008年のアルバムHere I Standは世界中で500万枚以上を売上げ、リードシングルの”Love in This Club”はビルボードで3週連続ナンバーワンとなった。

2010年3月30日、Usherは6枚目のアルバムRaymond v. Raymondをリリースし、ビルボード200で3回連続で初登場1位アルバムとなった。RIAAよりプラチナ認定を受け、”OMG”がビルボードホット100でナンバーワンヒットとなった。この曲は9曲目の全米ナンバーワンとなり、この30年間で多くのナンバーワンヒットシングルを出した2010年初のアーティストとなった。その後、EP盤をリリースし、タイトルをVersusとしたRaymond v. Raymondのデラックス版をリリース、ビルボード200では初登場4位となった。リードシングルの”DJ Got Us Fallin’ in Love”はビルボードホット100で最高4位となった。

RIAAはアメリカ音楽の歴史中でベストセラーアーティストとしてUsherの名を挙げ、全米だけでも2300万枚を売上げている。世界中では6500万枚ものレコードを売上げており、最高のベストセラーアーティストの1人となっている。8回のグラミー賞を含め、数多くの賞を受賞しているUsher。2009年の終わりには、2000年初めの10年間のアーティストホット100でナンバーワンとなった。ビルボードは、2004年のアルバムConfessionsがソロアルバムでトップだったことから、2000年初めの10年間で最も成功したアーティストとして2番目にUsherの名を挙げた。ビルボードはまた、過去25年間でR&B/ヒップホップトップ50の6番目にUsherの名を挙げた。ホット100で9回のナンバーワンヒット(全てリードアーティストとして)、18回のトップ10入りを成し遂げている。

Early life
テキサス州ダラス出身のUsherは、テネシー州出身のJonetta Patton (née O’Neal)(ジョネッタ・パットン)とハイチ人のUsher Raymond Ⅲ(アッシャー・レイモンドⅢ)の息子として生まれた。テネシー州チャッタヌーガで幼少期のほとんどを過ごすが、父親はUsherが1歳の時に家族を捨て、出て行った。Usherは母親、後の継父、1984年に生まれた異父兄弟、James Lackey(ジェイムス・ラッキー)と一緒に暮らし育った。母親の勧めで、9歳の時、チャッタヌ―ガの地元協会の青年聖歌隊に入り、祖母が歌の才能を発見したが、プロフェッショナルとして歌っていけるかどうかは実際にグループに入るまではわからなかった。大きい都市のほうが彼の才能を披露する機会があるに違いないと信じた家族は、歌手の卵達にとって良い環境のあるジョージア州アトランタへ移住した。アトランタでは、North Springs High Schoolに通った。父親は心臓発作の為、2008年1月21日に亡くなっている。

Career
1987–96: Musical beginnings and Usher
11歳の時、地元の音楽セヴェンガーリDarryl Wheeler(ダリル・ウィーラー)によって組織されたR&BのNuBeginnings(ニュービギニングス)というローカルクインテットに参加した。1991年このグループで10曲を収録し、次のアルバムNuBeginning Featuring Usher Raymond Ⅳは地方だけで入手可能、メールでのオーダーのみであった。しかし、Pattonは、彼女によると”悪い経験”だったとして、彼をメンバーから脱退させた。そのアルバムは2002年4月にHip-O Records(ヒップOレコーズ)から再リリースされた。

13歳の時、LaFace Records(ラフェイス・レコーズ)のA&R代表に注目されたStar Searchに参加し、LaFaceの創設者の1人であるL.A. Reidとのオーデションをアレンジし、ReidはUsherとレコード会社との契約を結んだ。母親はUsherをサポートするため医療技術者としての仕事を辞めたが、2007年5月にはマネージャーとクライアントとしての関係は破棄している。1993年のロマンス映画Poetic Justiceのサウンドトラック用に収録した”Call Me a Mack”が起用された。

1994年8月30日LaFaceはUsherのセルフタイトルデビューアルバムをリリースする。Sean “P Diddy” Combs(ショーン・P・ディディ・コブズ)がいくつかの曲をプロデュースし、アルバムの共同プロデューサーとなった。ビルボードトップR&B/ヒップホップアルバムで初登場25位となり、3つのシングル”Can U Get wit It”、”Think of You”、”The Many Ways”を出した。このアルバムは現在までに50万枚を売上げた。

高校卒業後、ステージパフォーマーとしてのキャリアを積むことを決め、セカンドアルバムの礎をつくった。1995年にアトランタのティーンアーティストの仲間Monica(モニカ)とのデュエット曲”Let’s Straighten It Out”に、そして1996年オリンピックのLaFaceからのアルバムRhythm of the Gamesより”Dreamin”に出演した。また、1996年のKazaamのサウンドトラック”I Swear I’m In Love”にフィーチャーされた。

1997–2003: My Way and 8701
UsherはアメリカンレコードプロデューサーのJermaine Dupri(ジャーメイン・デュープリ)との友人関係を築き、彼は1997年の9月16日にリリースされたセカンドアルバムMy Wayの中で何曲か共同作曲・プロデュースした。リードシングルの”You Make Me Wanna…”は英国で1位となり、シングルで初の1位獲得、同国内で人気となった。また、アメリカで初のゴールド、プラチナ認定されたシングルとなった。このアルバムのセカンドシングル”Nice & Slow”がビルボードホット100で1998年1月に1位となり、初めて1位となったシングルである。同年2月下旬、RIAAよりプラチナ認定され、My Wayは全米で6回のプラチナ認定となった。

”You Make Me Wanna…”は1996年Soul Train Music Awardsにて最優秀男性R&B/ Soulシングルを受賞した。1997年の年末、ツアー事業に乗り出し、Puffy(パフィー)のNo Way Out tour、Mary J. Bligeとのツアー、Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)のThe Velvet Rope Tourのオープニングに出演した。Usherの初コンサートアルバムLiveは1999年にリリースされ、Lil’ Kim(リル・キム)、Jagged Edge(ジャグド・エッジ)、Trey Lorenz(トレイ・トーレンツ)、Shanice(シャナイス)、Twista(トゥイスタ)そしてManuel Seal(マニュエル・シール)をフィーチャーし、アルバムは全米でゴールド認定された。

UsherはUPNテレビシリーズのMoeshaで俳優デビューを果たし、定期的に出演することになり、続いて1998年のThe Facultyで映画に初出演することになった。メロドラマThe Bold and the Beautifulにキャスティングされるなど、レコーディング業界以外の活動にはずみをつけた。その他に2つの映画に出演しShe’s All Thatと、初主演映画Light It Upに出演した。また、ディズニーのテレビ映画”Geppetto”にも出演した。

初め、All About Uとして2001年初めに3枚目のアルバムがリリースされる予定だった。最初のシングル”Pop Ya Collar”は2000年後半にリリースされ、英国でナンバーツーヒットとなったが、全米ではそれほど成功はしなかった。続いてアルバムのリリースが延期、再編成され、後に何曲かがラジオとインターネットにリークされてしまった。改編・8701へタイトル変更した後、2001年8月7日(英語表記:8.7.01)にリリースされた。最初の2つのシングル”U Remind Me”と”U Got It”はビルボードホット100でそれぞれ4週と6週1位となった。8701は全米で4回のプラチナ認定された。

Usherは2001年の映画、Texas Rangersに出演した。2002年2月、”U Remind Me”でグラミー賞にて「Best Male R&B Vocal Performance」を受賞した。その翌年、”U Don’t Have to Call”で同じ賞を受賞し、Luther Vandross(ルーサー・ヴァンドロス)、Stevie Wonder(スティービー・ワンダー)以外で唯一の連続受賞アーティストとなった。2002年夏、P. Diddyの”I Need a Girl, Part Ⅰ”でボーカルとして貢献する。その年は3つのテレビシリーズで締めくくることとなるが、すべて11月に出演したもので、The Twilight Zone, 7th Heaven、Moesha、Marvin Gaye(マービン・ゲイ)役を演じたAmerican Dreamsに出演した。

2004–09: Confessions and Here I Stand
Usherの4枚目のアルバムConfessionsは2004年3月23日にリリースされ、最初のシングル”Yeah!”はビルボードホット100に6週ナンバーワン、ホットR&B/ヒップホップシングルチャートでも5週トップになった。このアルバムの初週での110万枚近くという売上げは男性R&Bアーティストの中では過去最高となりNielsen SoundScan(ニールセン・サウンドスキャン)の歴史の中では歴代7位となった。現在までに、このアルバムの世界中での売上は2000万枚以上にまでなり、このうち全米では1000万枚以上の売り上げとなり、RIAAよりダイヤモンド認定となった。

このアルバムからのセカンドシングル”Burn”とサードシングル”Confessions Part Ⅱ”はビルボードホット100でトップとなり、”Burn”は8週間トップとなった。Usherはビルボードホット100Airplauで4連続シングルトップを出した初のアーティストとなった。2004年9月、アメリカンシンガーソングライターのAlicia Keysとのデュエット曲”My Boo”がビルボードホット100で初登場1位となりこのアルバム4つ目のナンバーワンシングルとなった。12月アルバムより最後のシングル”Caught Up”はホット100で最高8位となった。

ConfessionsでUsherは4つのアメリカン・ミュージック・アワード、2つのMTVヨーロッパ・ミュージック・アワード、2つのMTVビデオ・ミュージック・アワード、そして3つのワールド・ミュージック・アワードを含むたくさんの賞を受賞した。2005年の第47回グラミー賞授賞式では、3つの賞、Keysとのデュエット曲”My Boo”からR&Bデュオ・グループパフォーマンス賞、”Yeah!”よりRap/ Sungコラボレーション賞、ConfessionsのコンテンポラリーR&Bアルバム賞を受賞した。2004年ビルボード・ミュージック・アワードでは、その他10この賞に加え、Artist of the Yearとして選ばれた。

2005年春、Lil’ Jon’s(リル・ジョンズ)の”Lovers & Friends”でのフィーチャーボーカリストとして、ホット100でナンバースリーとなった。また、2007年、R.KellyのアルバムDouble Upに収録されている”Same Girl”でコラボをした。Omarion(オマリオン)の”Ice Box”のリミックス版にもフィーチャーされた。また、アメリカンシンガーソングライターのMary J. Bligeの2007年のアルバムGrowing Painsより”Shake Down”にも出演した。2005年11月、Lions Gate(リオンズ・ゲイト)の映画In the MixではDarrell(ダレル)という名のディスクジョッキー役で出演した。2006年8月22日、ロングランのブロードウェイミュージカル、ChicagoでBilly Flynn(ビリー・フリン)役を引継ぐこととなった。

2008年5月26日に英国で、5月27日に全米でリリースされたHere I Stand。初週で433,000枚を売上げ、ビルボード200では初登場1位となった。このアルバムはRIAAよりプラチナ認定されている。現在までにHere I Standは、全米で150万枚を全米で売上げ、プラチナ認定、世界中では500万枚を売上げている。商業的にはそれほどの成功でもないが、アルバムの歌詞の熟成度を褒めるなど、ほとんどの音楽家達からはポジティブな評価を受けた。5枚目のアルバムの宣伝の為、2008年2月にシングル”Love In This Club”がラジオで流され、ビルボードホット100では初登場1位となった。この曲は3週連続でトップとなり、8つ目のナンバーワンシングル、Usherのキャリアを急激に上げる曲となった。ホットR&B/ヒップホップチャートでもナンバーワンになったこの曲。Usherにとって世界でも成功となった曲となった。ニュージーランドのシングルチャートでナンバーワン、アイルランドシングルチャートでNo.3、ユーロチャートホット100でNo.3、UKシングルチャートでNo.4 、日本ホット100でNo.5、ドイツシングルチャートでNo.5、ベルギーシングルチャートでNo.5、カナダホット100でNo.6、スウェーデンシングルチャートでNo.8、オーストラリアシングルチャートでNo.8、フランスシングルチャートでNo.9、スイスシングルチャートでNo.9、ノルウェーシングルチャートでNo.9、オーストリアシングルチャートでNo.12、ベルギーシングルチャートでNo.13、フィンランドシングルチャートでNo.18となった。

続いてのシングル”Love In This Club Part Ⅱ”はアメリカンシンガーの Beyonce Knowles(ビヨンセ・ノウルス)とラッパーのLil Wayne(リル・ウェイン)をフィーチャーし、ビルボードホット100では最高18位、ホットR&B/ヒップホップでは7位となった。3枚目のシングル”Moving Mountains”はホットR&B/ヒップホップで最高18位、ニュージーランドシングルチャートでは6位となった。このアルバムからの5枚目のシングル”Trading Places”はホットR&B/ヒップホップチャートで最高4位となった。2008年9月、女性限定の15日間のツアーOne Night Standを決行することを発表。2009年1月18日、UsherはStevie Wonder、Shakira(シェキーラ)と共に、We Are One: The Obama Inaugural Celebration at the Lincoln Memorialでパフォーマンスをした。また、2009年7月7日、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)のメモリアルにて、”Gone Too Soon”を披露した。

2010–11: Raymond v. Raymond and Versus
Raymond v. Raymondはドイツで2010年3月26日に、全米で3月30日、英国で4月26日にリリースされた。このアルバムはConfessionsのあとに続くと期待されていた。Raymond v. RaymondはTameka Foster(タミカ・フォスター)との離婚のわずか数か月後にリリースされた。離婚のことについて歌っている”Papers”は2009年10月、アルバムからの初のシングルとしてリリースされた。この曲は2週間連続でホットR&B/ヒップホップチャートでトップとなり、10こ目のナンバーワンヒット曲となった。また、ビルボードホット100では全米最高31位となった。評論家達はその感情的な曲を評価した。”Hey Daddy (DAddy’s Home)”は2つ目のシングルとして2009年8月8日にリリース。ビルボードホット100では最高24位、ホットR&B/ヒップホップチャートでは2位を記録した。この曲は2010年7月、世界で発売された2曲目となった。全米では、”Lil Freak”がアルバムからの公式2枚目のシングルとして発表された。UsherとNicki Minaj(ニッキー・ミーニャ)は2010年3月9日、TAJをディレクターとしてロスでミュージック・ビデオの撮影をした。この曲はホットR&B/ヒップホップチャートで8位となり、ビルボードホット100では40位となった。話題となった”Papers”を含み、Raymond v. Raymondからトップ40入りした4つ目の曲となった。

Will.i.amをフィーチャーした”OMG”は全米での3つ目の公式シングルであり、最初に世界へ発売されたシングルである。この曲は様々な評価を受け、ダンスやクラブを感じさせる曲として評判がよく、しかしオートチューン効果の批判も受けた。この曲はアイルランド、ニュージーランド、英国、オーストラリア、そして全米でナンバーワンとなった。全米で9つ目のナンバーワンソングとなり、ここ30年間で、多くのナンバーワンソングをリリースした初の2010年代アーティストとなり、偉業を達成した4人目のアーティストとなった。また、5アルバム連続で最低1つはナンバーワンシングルを出した3人目のアーティストとなった。ミュージックビデオについてくる振り付けやダンスは”Yeah!”のそれと比べられた。”There Goes My Baby”は2010年6月15日に全米で4つ目のシングルとして放送された。ビルボードホット100では25位となり、ホットR&B/ヒップホップチャートではナンバーワン、11曲目のナンバーワンソングとなった。このアルバムからの全ての曲がラジオで流されている。2010年4月7日、Raymond v. Raymondはビルボード200で初登場1位となり、3枚連続でナンバーワンアルバムとなり、初週売上げは驚きの329,107枚であり、Eminem以来ビルボード200で3枚連続ナンバーワンを達成した初の男性アーティストとなった。アルバム発売の1ヵ月後、RIAAからゴールド認定を受けた。2010年6月17日、このアルバムはRIAAよりプラチナ認定を受けることになる。

Raymond v. Raymondは世界のチャートにも登場した。カナダ、英国、オランダ、オーストラリア、ドイツ、スペイン、そしてイタリアで初登場トップ10入り。最新シングル”OMG”とRaymond v. Raymondの好調な初週売上げのおかげで、大勢イメージを変え、見事にカムバックを演じられたと見られた。このアルバムは、オーストラリアで最高2位となり、オーストラリアレコード協会からゴールド認定を受けている。カナダでは初登場2位となり、カナダレコード協会からもゴールド認定をされる。(英国では初登場2位となった。)

2010年7月8日、Usherは6枚目のアルバムRaymond v. Raymondの続編EP版Versusを、Raymond v. Raymondのデラックス版の両方を2010年8月24日にリリースすると発表。UsherはVersusについて、「Raymond v. Raymondの最後のチャプター」と表現し、独身そして父親であることを探るようなものだとも説明している。このアルバムは9つの楽曲のうち7曲は新しい楽曲で、Raymond v. Raymondのシングル”There Goes My Baby”そしてJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)のシングル”Somebody to Love(リミックス版)”を含んでいる。このアルバムはビルボード200で初登場4位となり、大勢からはPitbull(ピットブル)をフィーチャーした”DJ Got Us Fallin’ in Love”が、都会周辺ではJay-Z(ジェイZ)をフィーチャーした”Hot Tottie”が人気となった。

このアルバムからの最初のシングルである”DJ Got Us Fallin’ in Love”は2010年7月13日にiTtuneよりリリースされ、2010’年7月20日にラジオデビューとなった。デジタルセールスが好調なことから、ビルボードホット100では初登場19位。Usherにとってビルボードホット100で初登場の順位が4番目に高い曲となり、1997年の”Nice & Slow”が9位、1998年の”My Way”が8位、2010年の”OMG”が14位となっている。このリリースを受けて、世界でも成功し、全米、オーストラリア、ニュージーランドでは最高5位となった。またカナダとヨーロッパではトップ10入り。発売3週目でビルボードホット100、9位となり、アルバムConfessions以来、初めて2曲同時にビルボードホット100にトップ10入りすることとなった。また、Usherのキャリアの中で、16曲目のビルボードホット100にトップ10入りとなった。セカンドシングルHot TottieはホットR&B/ヒップホップチャートで13位となり、ビルボードホット100では25位となった。

Usherは2010年9月12日にMTV VMAに出演。その後2010年11月21日には、2010年アメリカン・ミュージック・アワードでパフォーマンスし、男性Soul/ R&Bアーティスト、Raymond v. RaymondよりFavorite Soul/R&Bアルバムの賞を受賞。Rap-Up.comによると、Usherは次のアルバム制作に取り掛かっており、長い間コラボレーションをしていたRico Love(リコ・ラブ)とのコラボに反対していると伝えた。stylelistのインタビューでは、「レボリューショナリー ポップ」という新しいジャンルの音楽に挑戦していて、そのいくつかの違うジャンルが合わさって新しいサウンドを生み出している、それは次のアルバムの中に含まれると説明した。2010年11月、UsherのOMGツアーが始まった。

UsherはスーパーボウルXLVにサプライズ出演し、The Black Eyed Peas’のwill.i.amと共に”OMG”を披露した。The Black Eyed Peas’に似たスタイル、上からロープで登場してみせた。OMGツアーは2011年6月1日を最終日に迎え、世界で70億の収益を得た。

2012–present: Looking 4 Myself, The Voice and next album
2011年11月、Usherは次のアルバムは違ういくつかのジャンルが合わさって新しいサウンドを創り出している「レボリューショナリーポップ」と自身で描き、新しいタイプの音楽で構成されていると発表している。7枚目のアルバムLooking 4 Myselfは2012年6月8日に世界中でリリースされ、コンテンポラリーミュージック評論家達からはまずまずの良い評価を受けている。アメリカンシンガーソングライターでプロデューサーのRico Loveはビルボードマガジンのスタッフからのインタビューで他のアーティストとの関係や経験について語っている。そこで、Usherが前作までのアルバムとどんなに違うことをしたかったのかということについてコメントし、「彼がしたかったことは、アルバムを通じて音楽的に自身を探索していくこと。安全で普通なことから抜け出したと思うよ。過去12~15年間いたとこではなくて、今の彼の音楽がどこに向かっていくのかをアルバムで表現したいんだ。成長して、発展して、動いて、揺れて、何か新しく、文化的なものになる、そして音楽で人に影響させる。なんだか強制的に成長させて向上させるみたいにね。」と語っている。MTVニュースのインタビューでは、Looking 4 Myselfは、Usher自身の歴史の中でも「最もアーティスティックな作品」と述べている。Reutersからインタビュー中にそのことについてやこのプロジェクトが他とどう違ったのか問われた時、Usherは「再生」に近い感じと述べ、Looking 4 Myselfより先に、具体的な基準を再構築し固めた感じと説明している。「自分が感じた道を進むべきで、人がそれについて来てくれたらいいかな」とも述べている。

7枚目のアルバムからのリードシングルのタイトルは”Climax”。2012年2月21日、Urban radioにて流され、2012年2月22日にはデジタルダウンロードが可能となった。2012年3月13日にはUS mainstream radioにて大きな印象を与えることになる。アルバムからのセカンドシングルは”Scream”、サードシングルはRick Ross(リック・ロス)をフィーチャーした”Lemme See”。”Scream”は2012年4月26日に、”Lemme See”は2012年5月8日に初公開された。

2013年、NBCのThe Voice第4シーズンにてコーチ役でCeeLo Green(シーロ・グリーン)の代役を務めた。彼の最後のアクト、Michelle Chamuel(ミッチェル・カミュエル)はBlake Shelton(ブレイク・シェルトン)のジャッジにより、Danielle Bradbery(ダニエル・ブラッドベリー)に敗れた。Usherは第6シーズンにも番組復帰し、最後のアクトJosh Kaufman(ジョッシュ・カフマン)が勝利した。

UsherはMacy’s主催による第37回独立記念日花火大会にも出演し、自身の4つの曲をショーのためにフィーチャーした特別サウンドトラックを背景にNBCでその模様が放送された。

2013年3月19日、8枚目のアルバムが制作中であると公表した。The Faderとの話の中で、「全て想像可能なもの」と表現し、「すぐにわかることさ」と言っている。Rap-UpでのシンガーソングライターEric Bellinger(エリック・ベリンガー)とのインタビューの中で、Jermaine Dupri(ジャーメイン・デュープリ)、Bryan-Michael Cox(ブライアン‐マイケル・コックス)、Brian Alexander Morgan(ブライアン・アレキサンダー・モーガン)と共にUsherの次のアルバム制作をしていると述べている。BellingerはConfesions(2004年)とこのアルバムを比べ、Looking 4 Myselfよりも「もっとR&Bでアーバンな感じ」と説明している。また、次のアルバムは「まだUsher」であることがわかるアルバムだとも言われている。ダンス・ヘビーからR&Bの楽曲へと戻ったGood Kisserはリードシングルとしてリリースされた。Pop& Oak(ポップ・アンド・オーク)よってプロデュースされ、The Voiceでも披露されている。
公式ホームページ(英語): http://www.usherworld.com/

 

■ALBUM■

Usher(1994)
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My Way(1997)
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8701(2001)
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Confession(2004)
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Here I Stand(2008)
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Raymond v. Raymond(2010)
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Looking 4 Myself(2012)
無題

Everything You Can Imagine(2014)
未発売

 

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