Wiz Khalifa（ウィズ・カリファ）とTy Dolla $ign（タイ・ダラー・サイン）が映画制作の予定

Wiz Khalifa（ウィズ・カリファ）とTy Dolla $ign（タイ・ダラー・サイン）はある意味では同じ世界の中でも対極の存在であると言える。ミックステープから始まり着実な売上げを誇るヒットメーカーとなった前者、ピッツバーグのラッパーはここ5年の間、著名なラップソングをいくつか制作または出演をしてきた。一方で稼ぎ手であるTy Dolla $ignもゲスト出演であったり、単に詩の提供者としてではあるがトップ４０以内に入る曲を持っている。

しかしこの二人が今年前半にEP『Talk About It in the Morning』（トーク・アバウト・イン・ザ・モーニング）で共演した際には、シンクすることを追求するというよりもただ口走りながら音楽に乗っている印象を受けた。軽くこなされた音の寄せ集めが、人々を感服させる、凝縮的なプロジェクトにとって代わったのかもしれない。事実、作品の大部分はこの二人の独自の化学変化におっている。

映画スタジオは大きなスクリーンに二人の化学反応が映し出されることを期待しているのだろうか。

Wiz KhalifaとTy Dolla $ignは『Talk About It in the Morning』で人々をあおるような予告編を公開した。

そのクリップを観ずとも、すでにその内容は明らかだ。酒、女性、ブラックライトにクラシック・カーである。すべては異様ほど切迫したプールパーティで繰り広げられている。もちろん観る価値はある。この饗宴（きょうえん）はあのEPに特徴づけられる気だるい雰囲気と同じ温度で行われているのである。

報道ではどのように、どこで、そしていつその映画が最終的に公開されるかの詳細は明らかにされていないが、Gerard Victor（ヴィクター・ジェラード）が監督として参加することが分かっている。XXLはアトランティック・レコードからのコメントを得ることにも成功した。